2025/08/26

北九州市でリフォームを検討している方にとって、「いくらくらいかかるのか」という費用相場は最初に知っておきたい情報です。しかし、ネットで調べても全国平均や広告目的の数字が多く、実際の北九州市内での価格感とズレていることも少なくありません。
地域特性や施工内容、建物の種類によって費用は大きく変わりますし、相場を知らずに契約すると、必要以上に高い見積もりを承諾してしまうリスクがあります。
そこで今回のお役立ちコラムでは、2025年最新版の北九州市におけるリフォーム費用相場を、戸建て・マンション別、さらに工事内容ごとに細かく解説します。加えて、見積もりの妥当性を判断するチェックポイントや、費用を抑えるためのコツも網羅。
読み終えれば、「適正価格を見極められる知識」と「賢い会社選びの基準」が手に入り、後悔のないリフォーム計画が立てられるはずです。
北九州市のリフォーム費用が全国平均と異なる理由

北九州市のリフォーム費用は、全国平均と比べてやや変動幅が大きい傾向があります。これは、沿岸部特有の塩害対策、台風や豪雨への備え、冬季の冷たい季節風など、地域特性に応じた施工や材料選びが必要になるためです。
また、都市部(小倉北区・八幡西区)と郊外(門司区・若松区)でも施工単価や人件費が異なります。この章では、こうした地域要因が費用に与える影響を具体的に見ていきます。
●●塩害・台風対策で追加コストが発生するケース
沿岸部の住宅では、海からの塩分が金属部材や外壁塗膜を早く劣化させます。そのため、耐塩害性の高い塗料やステンレス製部材を使うことが多く、一般的な施工より材料費が10〜20%高くなる傾向があります(出典:国土交通省「住宅リフォームガイドライン」)。
台風常襲地域である北九州市では、屋根材の固定強化や雨仕舞改善など、追加の工事が必要になる場合もあります。
●●市内エリア別の職人単価の違い
小倉北区や八幡西区など都市部は、施工業者や職人の需要が高く人件費がやや高めになる傾向があります。一方で、門司区や若松区などでは工事単価が比較的抑えられることも。
ただし安いからといって品質が落ちるとは限らず、地元密着で長く営業している会社は価格と品質のバランスが取れています。
戸建て住宅のリフォーム費用相場(2025年版)

戸建て住宅のリフォームは、外装・内装・水回り・全面改修など工事範囲が広く、費用幅も大きくなります。北九州市の2025年相場を工事内容別にまとめると、以下の通りです。
工事内容 | 費用相場(北九州) | ポイント |
外壁塗装(延床30坪) | 90〜140万円 | 耐塩害塗料使用で+10〜20% |
屋根塗装 | 50〜90万円 | 遮熱塗料で夏場室温2〜3℃低下(メーカー試験値) |
キッチン交換 | 70〜150万円 | 配管位置変更で追加費用発生 |
浴室リフォーム | 80〜160万円 | ユニットバス交換が主流 |
トイレ交換 | 20〜50万円 | 節水型で年間水道代約1.3万円削減(メーカー公表値) |
(出典:北九州市内施工業者ヒアリング・メーカー価格表2025年版)
これらの価格は、北九州市内の複数施工業者へのヒアリングとメーカー価格表(2025年版)を基に算出しています。実際の見積もりでは、使用する材料のグレードや施工方法、下地の状態によって金額が変動します。
たとえば築20年以上の戸建てでは、塗装前に木部の腐食補修や防水シートの張り替えが必要になるケースが多く、相場の上限を超えることもあります。また、塩害地域ではステンレス製のビスや金具を使用するため、部材費が10〜15%程度高くなる傾向があります。
費用を抑えるには、複数の工事をまとめて依頼し、足場や職人の手配を一度で済ませる工夫が有効です。相場表を参考に、自宅の状況や希望条件に合わせて適正価格を見極めましょう。
●●外装工事で相場より高い見積りになる理由
外壁や屋根の工事費用は、単に「面積×単価」では決まりません。使用する塗料のグレードをワンランク上げれば、耐用年数は伸びますが、その分材料費も15〜30%高くなります。
さらに北九州市のように台風や塩害の影響を受けやすい地域では、足場の設置基準を厳格化したり、飛散防止ネットを強化するなど安全対策費が追加されることも珍しくありません。
築20年以上の住宅では、塗装前の現地調査で下地木部の腐食、防水シートやルーフィングの劣化が見つかり、部分的な張り替えや補修が必要になるケースが多いです。こうした追加工事は数万円から数十万円の範囲で発生し、結果的に相場の上限を超える見積もりになることがあります。
見積もり時には、工事費の内訳に「下地補修費」や「安全対策費」が明記されているか必ず確認しましょう。
●●水回り工事のコストを抑える方法
キッチンや浴室のリフォームでは、配管や電気配線の移動が大きなコスト増の要因になります。そこで効果的なのが、既存の位置を変えずに設備だけを新しくする「リフォームin-place(インプレース)」です。
この方法なら配管・配線工事を最小限に抑えられ、総費用を10〜20%削減できる場合があります。また、キッチン・浴室・トイレなど複数の水回りを同時に施工すれば、職人の手間や資材搬入回数が減り、工期も短縮可能です。
さらに北九州市では、市や国の補助金・助成金制度(例:省エネリフォーム補助、バリアフリー改修補助)が活用できる場合もあります。補助金は事前申請が必要なことが多いため、依頼先の会社に「補助金活用の実績があるか」を必ず確認しましょう。
マンションのリフォーム費用相場(2025年版)

マンションの場合、管理規約による工事制限や共有部との関係で、工事内容や費用が戸建てとは異なります。
工事内容 | 費用相場(北九州) | 注意点 |
内装フルリフォーム(60㎡) | 350〜600万円 | 管理組合の工事申請が必要 |
キッチン交換 | 70〜130万円 | 搬入経路・工事時間制限あり |
浴室リフォーム | 80〜140万円 | マンション用ユニットバス必須 |
床材張り替え | 15〜50万円 | 遮音等級規定に適合必須 |
●●管理規約で想定外の費用がかかるケース
マンションリフォームでは、管理規約や管理組合の工事ルールが費用に直接影響します。例えば工事音や粉塵による近隣トラブルを防ぐため、防音シートや養生材の使用が義務付けられている場合があります。これらは資材代だけでなく施工手間も増えるため、数万円〜十数万円の追加費用になることも珍しくありません。
さらに、作業時間に「平日9〜17時のみ」「土日祝は不可」といった制限があると、工事日数が延びて人工費(職人の人件費)がかさみます。北九州市内でも築年数の古いマンションほどこうした規定が厳しい傾向にあり、特にエレベーター使用制限や資材搬入ルート指定などが加わると、搬入時間の延長費用が発生します。
契約前に必ず管理規約を確認し、業者にも共有して事前に追加コストの可能性を把握しておくことが重要です。
●●マンションならではの費用削減策
マンション特有の費用削減方法として有効なのが「同時施工」です。同じマンション内で複数の住戸が同時期にリフォームを行えば、資材搬入や職人の移動、場合によっては足場設置を共有でき、搬入・設置コストを分割できます。特に外装やバルコニー関連工事では足場を一度組むだけで複数戸が施工可能なため、1戸あたり数万円〜十数万円の節約が期待できます。
また、管理組合が計画する大規模修繕工事とタイミングを合わせて室内リフォームを行うことで、足場費や搬入ルート確保の負担を減らせる場合もあります。
さらに、北九州市のマンションでは省エネ設備やバリアフリー改修に補助金制度が利用できるケースもあり、業者が申請を代行してくれるか確認しておくと手間なくコスト削減につながります。
見積りの妥当性を判断するチェックリスト

リフォーム費用が妥当かどうかを判断するには、単純な価格比較では不十分です。見積もりの内訳や保証条件、アフターサービスまで含めた総合評価が必要です。以下は、北九州市での外装・内装リフォームにおけるチェックポイントを整理した一覧です。
チェック項目 | 確認すべき内容 | 注意点・判断の目安 |
内訳の透明性 | 材料費・人件費・諸経費が明細で記載されているか | 「工事一式」のみは避ける。同条件でも下地処理の有無で耐用年数が最大5年変動(出典:国土交通省住宅リフォームガイドライン) |
材料・工法の明示 | 使用する塗料・建材のメーカー名・品番、施工方法が明記されているか | 不明確だとグレードダウンされる恐れあり。メーカー保証の対象外になる場合も |
保証内容 | 保証期間・範囲・条件が書面で提示されているか | 外壁塗装は5〜10年、屋根塗装は5〜8年が目安。条件が曖昧な場合は要確認 |
アフターサービス | 定期点検や不具合時の対応方針が明記されているか | 年1回無料点検があると安心。対応履歴や実績を聞くと信頼性アップ |
追加費用条件 | 追加工事が発生する場合の基準や単価が記載されているか | 下地補修や構造部材の交換は高額になるため、事前に想定を共有 |
内訳の透明性がない見積もりは、後から予期しない追加費用が発生しやすくなります。特に「工事一式」の表記だけでは、材料や手間のグレードが分からず比較ができません。
また、保証条件が「自然災害を除く」といった限定付きの場合は、台風や塩害が多い北九州市ではリスクが高まります。さらに、アフターサービスは保証期間内でも有料の場合があるため、年1回の無料点検や迅速な対応体制があるかを必ず確認しましょう。
見積もり段階でこのチェックリストを使えば、相場と条件の両面から最適な業者を見極められます。
FAQ|よくある質問

●●Q1:北九州でリフォーム費用を抑える方法は?
A.同時施工、相見積もり、補助金活用が有効です。
●●Q2:見積りは何社から取るべき?
A.最低でも2〜3社から取りましょう。
●●Q3:塩害地域の外壁塗装は高くなりますか?
A.耐塩害塗料や部材を使うため、通常より10〜20%高くなる傾向があります。
ベストホームなら費用も品質も納得のリフォームを北九州で
北九州市のリフォーム費用は、地域特性や建物種別によって変動します。相場と妥当性を理解することで、不要な追加費用を避け、長期的に満足できるリフォームが可能です。
ベストホームは北九州市全域で外壁・屋根塗装から内装・水回りまで幅広く対応し、明確な見積もりと充実の保証で多くのお客様に選ばれています。お問い合わせはフォーム・メール・電話・ショールーム来店のいずれでも可能です。
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この記事を書いた人
代表取締役 戸髙 勇樹
保有資格:外装劣化診断士、一般建築物石綿含有建材調査者、石綿作業主任者、アステックペイント技術認定者
業界歴・経歴:約17年以上。大手リフォーム会社に就職後、一度は塗装業界を離れるも、「人に感謝される仕事がしたい」と、ベストホームに入社。1500棟以上の塗装工事を実施。
出身地:北九州市小倉北区
コメント:創業以来24年、福岡県北九州市を中心に外壁塗装・屋根塗装・防水工事・リフォーム工事を行っております。
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