2026/03/11

海からの心地よい風が吹き抜ける、門司、若松、戸畑。響灘や関門海峡を望むこのエリアは、北九州市の中でも独特の情緒があり、長く住み続けたいと願う方が多い素晴らしい街です。
しかし、人間にとって心地よいその「潮風」は、あなたが暮らす大切な「家」にとっては、音もなく寿命を削り取る猛威であることをご存知でしょうか。
「玄関先に置いておいた自転車が、あっという間にサビだらけになった」「台風の後は、窓ガラスが塩でベタベタになって白く濁る」
海沿いにお住まいの方なら、日常的にこんな経験をしているはずです。鉄をボロボロにし、ガラスを汚すほどの塩分が、24時間365日、あなたの家の外壁や屋根に吹き付けられているのです。
なぜ私たちが、門司や若松、戸畑の皆様に向けて今回のお役立ちコラムでを書いているのか。それは、「外壁塗装の時期だから」と全国チェーンの業者や県外の訪問販売業者に依頼し、たった3〜4年で塗装がボロボロに剥がれてしまったという悲痛なご相談が、後を絶たないからです。
「このシリコン塗料なら10年持ちますよ!お値段も勉強します!」そんな甘い言葉を信じた結果、北九州の過酷な塩害環境に耐えきれず、外壁が真っ白に粉を吹き、金属部分から赤サビが流れ出してしまう。そんな悲惨な現場を、私たちは地元の塗装屋として何度も目の当たりにしてきました。
北九州の沿岸部における外壁塗装は、内陸部と同じ考え方で行ってはいけません。海沿いの街で家を守り抜くために、絶対に知っておくべき「塩害の真実」と「正しい塗料の選び方」を、プロの視点から徹底的にお伝えします。
▼合わせて読みたい▼
外壁の高圧洗浄をしないと建物の耐久性が落ちる!汚れを放置すると起こるリスクとは? – ベストホーム株式会社
潮風が家をむしばむ?北九州の沿岸エリア特有の「塩害」がもたらす恐怖

「うちの家は海から少し離れているし、金属の壁じゃないから塩害なんて関係ないわ」
もしそう思っているなら、少し注意が必要です。海風に乗った塩分は、状況によっては内陸へ数キロメートル以上飛散することがあります。そのため、海岸から離れている住宅でも塩害の影響を受けるケースがあります。
そして塩害は、トタン屋根や鉄の手すりといった金属部分だけの問題ではありません。外壁や塗装の劣化を早める要因になることもあるため、沿岸部では建物全体のメンテナンスを意識することが大切です。
●●金属部分のサビだけじゃない!外壁材そのものの劣化を早める塩分の影響
塩害と聞くと、まず金属のサビを思い浮かべる方が多いかもしれません。
実際に、給湯器のカバーやベランダの手すり、雨戸などの金属部分は、塩分が付着すると腐食が進みやすくなります。
一方で、現在多くの住宅で使用されている窯業系サイディングやモルタル外壁も、塩分の影響を受ける可能性があります。塩分は空気中の水分を引き寄せやすい性質があるため、外壁表面が湿った状態になりやすく、カビやコケの発生を促す要因になることがあります。
また、外壁に細かなひび割れがある場合、そこから水分が入り込み、長期間の湿気によって外壁材の劣化が進むこともあります。塩害そのものが直接外壁を壊すというよりも、湿気や汚れを通じて劣化の進行を早める要因になるケースが多いと言えるでしょう。
●●一般的な塗料では数年で色あせやチョーキングが起きてしまう過酷な現実
住宅の塗り替えでは、シリコン塗料がコストと耐久性のバランスが良い塗料として広く使用されています。一般的な環境では10年前後の耐用年数が期待できるとされています。
ただし、海沿いの住宅では潮風による塩分の付着や強い紫外線の影響を受けるため、塗膜の劣化がやや早く進む場合があります。その結果、チョーキング(外壁を触ると白い粉が付く現象)が通常より早く現れることもあります。
そのため、沿岸部では外壁の立地環境を考慮しながら塗料を選ぶことが重要になります。
▼合わせて読みたい▼
北九州市の屋根劣化は“場所”で変わる|工業地帯・港湾・都市部の症状と対策 – ベストホーム株式会社
塩害に打ち勝ち、美観を長持ちさせる最強の塗料選びとメンテナンス術

では、塩害という圧倒的な自然の力に対抗するには、どうすればいいのでしょうか。答えは、「圧倒的な防御力を持つ塗料の選定」と「ごまかしの効かない下地処理」の2つに尽きます。
●●紫外線と潮風を強力に跳ね返す「フッ素・無機塗料」の圧倒的な防御力
沿岸部の住宅では、耐候性の高い塗料を選ぶことで塗膜の劣化を抑えられる可能性があります。特にフッ素塗料や無機塗料は、紫外線や汚れに強い性質を持つため、海沿いの住宅で採用されることも多い塗料です。
フッ素塗料は、紫外線による劣化に強く、汚れが付着しにくい特徴があります。さらに無機塗料は、ガラスや鉱物などの無機成分を含むことで耐候性が高いとされ、長期間塗膜性能を維持しやすいとされています。
ただし、塗料の耐久性は建物の状態や施工方法、環境条件によっても変わるため、必ずしも耐用年数通りになるとは限りません。現地調査を行い、住宅の状態に合わせて塗料を選ぶことが大切です。
●●塗装前の徹底した高圧洗浄こそが、塩害対策の寿命を左右する
塗装工事では、塗料を塗る前の下地処理が重要な工程になります。特に沿岸部では、外壁表面に塩分や汚れが付着していることが多いため、高圧洗浄による洗浄作業を丁寧に行うことが大切です。
外壁に汚れや古い塗膜が残ったまま塗装を行うと、塗料の密着が弱くなり、塗膜の耐久性が十分に発揮されない可能性があります。そのため、塗装前には高圧洗浄で汚れを落とし、必要に応じてサビの除去や補修を行うことが一般的です。
こうした下地処理を適切に行うことで、塗料本来の性能を発揮しやすくなります。
▼合わせて読みたい▼
超低汚染リファイン弾性1000MS-IRは特殊な塗料だけど使い勝手が良い!強みや施工時の注意点とは? – ベストホーム株式会社
沿岸部の外壁塗装に関するよくあるご質問(FAQ)

海沿いの立地だからこそのお悩みについて、現地調査でよくいただくご質問にお答えします。
●●Q1.塩害に強い塗料を選ぶと、普通の塗料より費用はかなり高くなりますか?
A.1回の塗装費用は高くなりますが、長期的に見れば確実に安く済みます。
たとえば、安いシリコン塗料で80万円で塗っても、塩害ですぐにダメになり、7〜8年後にまた80万円かけて塗り直せば、合計160万円かかります(しかも毎回足場代がかかります)。一方、耐久性の高い無機塗料で120万円かけてしっかり守り抜き、15年以上持たせた方が、結果的に数十万円単位でお得になります。私たちは「安物買いの銭失い」になるような提案は絶対にしたくありません。
●●Q2.最近主流のガルバリウム鋼板の屋根でも、塩害対策は必要ですか?
A.はい、絶対に必要です。ガルバリウムは「サビにくい」だけで「サビない」わけではありません。
ガルバリウム鋼板は非常に優秀な建材ですが、塩分が付着したまま放置されると「白サビ」と呼ばれる特有の劣化を起こし、やがて穴が開きます。特に海沿いでは、新築時に張られたガルバリウムも10年を目安に、防錆効果の高い専用の下塗り材(プライマー)と耐候性の高い上塗り塗料でコーティングしてあげる必要があります。
●●Q3.塩害地域では、外壁だけでなく屋根も特別な塗料で塗る必要がありますか?
A.外壁以上に、屋根こそ最高ランクの塗料で守るべきです。
屋根は外壁の約3倍もの紫外線を浴びており、そこに潮風が吹き付けるため、家の中で最も過酷な環境にあります。外壁を無機塗料で塗るなら、屋根も同等以上のフッ素や無機塗料を選ばなければ、屋根だけが先にボロボロになってしまいます。足場を組むタイミングで、屋根と外壁の耐久年数のバランスを合わせることが重要です。
●●Q4.塗装のほかに、自分でこまめに水洗いをするだけで塩害を防ぐことはできますか?
A.1階部分のホースが届く範囲であれば、ある程度の効果はあります。
台風の通過後や、風が強い日の翌日などに、真水で外壁をサッと洗い流すのは塩害対策として有効です。ただし、手の届かない2階部分や屋根まで無理に洗おうとするのは大変危険ですし、高圧洗浄機を素人判断で使うと、外壁の防水シール(コーキング)を吹き飛ばしてしまい、そこから雨漏りを引き起こす原因になります。無理のない範囲での水洗いにとどめ、根本的なバリアはプロの塗装に任せてください。
門司・若松・戸畑の厳しい自然環境から大切な我が家を守り抜くために
美しい海がすぐそばにある暮らしは、何物にも代えがたい魅力があります。しかし、その景色と引き換えに、家は常に潮風という見えない敵と戦い続けています。
「うちのあたりは潮風が強いから、塗装してもすぐダメになるのは仕方ないよ」そうやって諦めてほしくありません。適切な塗料を選び、塩の恐ろしさを骨の髄まで知っている職人が本気で下地処理を行えば、海沿いの家でも長期間、新築のような美しさを保ち続けることは十分に可能なのです。
気候風土を知らない県外の業者や、マニュアル通りの提案しかしない営業マンに、あなたの家を任せてはいけません。北九州の海沿いの過酷さを知っているのは、私たち地元の人間だけです。
「今の外壁、そろそろ潮風で限界かもしれない」「前回塗ってから数年しか経ってないのに、もうチョーキングしている」
そんな不安があれば、迷わずベストホーム株式会社にご相談ください。現地調査では、目に見えるサビだけでなく、外壁の奥に潜む塩害のリスクをプロの目で徹底的に診断します。
あなたの大切な我が家を、響灘や関門海峡の荒波から何十年先も守り抜くために。地元のプライドをかけて、最高の塗装をお約束します。
▼合わせてチェック▼
リフォーム工事もお任せください!
ベストホーム ショールームのご案内
ベストホーム施工事例
弊社では、お住まいの状況に合わせた塗装プランのご提案しております。お住まいの状況は環境によって大きく変わります。
だからこそ、プロである私たちがお住まいごと、お客様ごとに最適な塗料・プランをしっかり検討いたします。もちろん、お住まいの状況を確認したいという方もご相談ください。
▶▶お問い合わせはこちらから
また弊社の大切にしていることとして、塗装後もキレイを保つことです。「毎年点検」として、毎年お住まいの外壁塗装の状況を確認させていただいております。
毎年点検することで、前回の点検時との違いや、北九州市に多い雨漏りなどの漏水トラブルが起こっていないかなど、細かに点検しお伝えいたします。顔を合わせる機会が増えることで、お客様にとって住まいに関するお悩みやお困りごとを『気軽に、安心して相談できる』会社を目指しています。
▶▶お住まいの状態を一度確認して見ませんか?無料見積もりはこちらから
この記事を書いた人
代表取締役 戸髙 勇樹
保有資格:外装劣化診断士、一般建築物石綿含有建材調査者、石綿作業主任者、アステックペイント技術認定者
業界歴・経歴:約17年以上。大手リフォーム会社に就職後、一度は塗装業界を離れるも、「人に感謝される仕事がしたい」と、ベストホームに入社。1500棟以上の塗装工事を実施。
出身地:北九州市小倉北区
コメント:創業以来24年、福岡県北九州市を中心に外壁塗装・屋根塗装・防水工事・リフォーム工事を行っております。
塗装工事はどの業者に頼まれても塗ったばかりはキレイだと思います。塗装工事で差が出るのは〈数年後〉です。塗装工事を行い数年経過しないと適正な工事をしたのかがわからない、ここが塗装業者選びの難しいところです。塗装の高品質団体プロタイムズは『社会に貢献できる塗装・社会に誇れる塗装』をご提供させていただきますので、塗装工事でお悩みの際はお気軽にご相談ください。
お気軽にご相談ください
▼▼屋根塗装・外壁塗装のお問い合わせ・お見積り(無料)はこちら▼▼
【ベストホーム株式会社(プロタイムズ小倉南店)】
〒803-0279 福岡県北九州市小倉南区徳吉南1-1-16
【TEL】0120-05-8127
【FAX】093-383-9226
【営業時間】9:00~18:00(大型連休除く)










