2025/07/01

外壁塗装は、住宅の美観を保つだけでなく、建物の寿命を延ばすために欠かせないメンテナンスです。しかし、費用負担が大きいため、補助金や助成制度を活用したいと考える方も多いのではないでしょうか。
北九州市では、地元業者による住宅リフォームや、省エネ性能向上を目的とした工事に対して、補助金が交付されるケースがあります。2025年も制度の継続が予定されており、正しい情報を押さえておくことで、外壁塗装の費用を大幅に抑えることが可能です。
今回のお役立ちコラムでは「北九州市の2025年版 外壁塗装補助金の最新情報と申請のコツ」について解説します。
2025年に利用可能な北九州市の外壁塗装補助制度とは

外壁塗装工事にかかる負担を軽減するため、北九州市では独自のリフォーム補助金制度を設けています。補助対象となる工事や申請の流れは年度によって異なりますが、制度の内容を事前に把握しておけば、外壁塗装をより手頃に、安心して進めることができます。
2025年も、前年までの実績を踏まえて一部内容が更新される見込みです。まずは制度の全体像をつかみ、自宅が補助対象となるかどうかを見極めることが第一歩です。
●●住宅リフォーム補助金の基本概要
北九州市が実施している住宅リフォーム補助金制度は、一定の条件を満たした市民が、対象となる工事を行うことで補助金の交付を受けられる仕組みです。制度の目的は「住環境の質の向上」「地域経済の活性化」「省エネ・防災性の確保」などで、外壁塗装も対象工事の一部に含まれることがあります。
一般的に、補助金額は工事費の5〜10%程度、上限10〜20万円というケースが多く、採択件数には上限があります。2025年の募集においても、前年と同様に「北九州市内の施工業者を利用すること」や「工事金額の下限(例:20万円以上)」などが要件になる可能性が高いため、事前の確認が欠かせません。
●●過去の実績と2025年の変更点
2024年度までの実績を見ると、外壁塗装や屋根工事、断熱改修など、外まわりのリフォーム工事に対しても一定の補助が認められていました。特に高齢者世帯や子育て世帯向けの住宅改修では優先枠が設けられることもあり、早期申し込みが鍵となります。
2025年の補助制度については、北九州市が4〜5月頃に発表する「住宅リフォーム支援事業」の要綱に基づいて運用されます。前年までとの変更点としては、デジタル申請の導入や、耐震・断熱性能の数値基準の厳格化などが挙げられる可能性があります。
とくに外壁塗装単体で申請する場合「住宅性能向上に寄与するかどうか」が審査基準に影響するため、ただの美観目的では対象外になることもあります。補助対象となる根拠を工事内容に盛り込む工夫が求められます。
●●外壁塗装が対象になる条件と対象工事の範囲
外壁塗装が補助対象になるためには、いくつかの条件を満たす必要があります。まず、申請者が北九州市に居住し、対象となる建物が自ら所有・居住する住宅であることが前提です。また、市内の登録施工業者が請け負うこと、契約前に申請を完了していること、対象工事金額が所定の下限を超えていることなどが共通の条件になります。
対象となる工事内容については、塗料の種類や施工範囲によって判断されることもあり、防水性能の向上・断熱性能の付加など、性能改善につながる工事であるかどうかが重要です。塗り替えによって「住宅の劣化防止」や「居住環境の維持向上」が見込まれると判断されれば、補助対象として認められやすくなります。
また、シーリングの打ち替えや下地補修などが併せて行われることで、総合的な効果が認められ、審査で有利になる傾向があります。
北九州市以外でも使える補助制度・税制優遇

北九州市の外壁塗装補助金は魅力的ですが、実は他にも併用や活用が可能な制度があります。国や福岡県が実施する省エネ住宅推進策、子育て世帯向けの補助事業、さらに工事内容によっては税制上の優遇措置も受けられる可能性があります。
これらを上手に組み合わせれば、工事費用の負担をさらに減らすことができ、より賢く外壁塗装を行うことが可能です。
北九州市外の支援制度や、見落とされがちな税優遇のポイントを紹介します。
●●福岡県の省エネリフォーム支援事業
福岡県では、家庭の省エネルギー化を推進するための支援制度が展開されています。外壁塗装単体では対象外となる場合もありますが、遮熱・断熱塗料を使用した塗装や、断熱改修(窓交換など)とセットで行う塗装工事などは、対象に含まれることがあります。
過去には、ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)支援事業の補助対象として「高断熱塗料による外壁改修」が認められたケースもあり、エネルギー効率の向上が期待できる工事であれば申請可能性が高まります。
2025年度の福岡県版支援制度も、春頃に最新要項が公表される見込みのため、北九州市の補助金と合わせて、県のサイトや窓口でも情報収集を行うとよいでしょう。
●●こどもエコすまい支援事業・長期優良住宅化補助
国の支援制度として注目されるのが「こどもエコすまい支援事業」および「長期優良住宅化リフォーム推進事業」です。前者は子育て世帯や若者夫婦世帯を対象に、省エネ性能の向上を目的とした改修費用の一部を支援する制度で、断熱塗料や高遮熱塗装も一部で対象となる可能性があります。
また、後者の「長期優良住宅化」では、劣化対策・耐震性・省エネ性の確保を条件に、外装の補修・塗装工事も補助対象に含まれています。申請にはインスペクション(事前調査)や性能向上計画の作成が必要となりますが、最大で100万円以上の補助金が受けられるケースもあり、大規模リフォームを検討中の方には特に有利です。
北九州市の補助金と時期が重なることもあるため、同時併用が可能かどうか、事前に国・市・施工業者に確認することが重要です。
●●外壁塗装で活用できる住宅ローン控除の仕組み
補助金だけでなく、税制面の優遇も忘れてはいけません。住宅ローンを活用して外壁塗装を含むリフォームを行った場合、一定の条件を満たせば「住宅ローン控除(住宅借入金等特別控除)」の対象になる可能性があります。
この制度では、10年以上の返済期間があるローンを利用して、省エネ性能や耐久性の向上に資する工事を行った場合、年末のローン残高に応じた一定割合が所得税から控除されます。さらに、控除しきれなかった分は住民税からも一部還付される仕組みです。
外壁塗装単体では適用対象外となる場合もありますが、屋根や窓の断熱改修とセットで行うなど、性能向上リフォームとして計画すれば制度適用が視野に入ります。専門の税理士や施工業者と相談のうえ、活用の可否を早めに確認しておくと安心です。
補助金を活用するための申請ステップ

補助金制度は、申請すれば自動的に交付されるわけではなく、事前準備やスケジュール管理が非常に重要です。とくに北九州市のような人気エリアでは、募集枠が早期に埋まることも珍しくありません。
スムーズな申請を実現するには、制度の流れを正しく理解し、必要な書類を早めに揃えておくことが肝心です。
2025年版補助金の申請を想定した具体的な進行ステップを紹介します。
●●申請時期とスケジュールの把握
北九州市の住宅リフォーム補助金は、例年4〜6月に募集要項が公表され、6〜7月頃から申請受付が始まるパターンが一般的です。募集は先着順または予算枠内での選考制が多く、出遅れると受付終了してしまう可能性もあります。
2025年も前年同様、春〜初夏にかけて公式情報が更新されると予想されるため、3月中には市のホームページや広報誌を定期的にチェックし、スケジュールを逆算して動くことが重要です。
なお、補助金は「工事前の申請」が原則であり、着工後では申請できません。契約日や着工予定日に注意し、申請タイミングを逃さないようご注意ください。
●●必要書類と申請時の注意点
申請にあたって必要となる書類は複数あります。一般的には以下のような書類が求められます。
・申請書(所定様式)
・建物の所有者確認書類(登記事項証明書など)
・工事内容の見積書・仕様書
・施工業者の情報(市内業者であること)
・着工前の現況写真
・市税の納税証明書
提出不備や記載ミスがあると、補助金交付が遅れる、もしくは却下されることもあります。とくに納税状況の証明書や写真データの撮影範囲については細かくチェックされるため、事前に市の要領を確認しておくと安心です。
また、見積書は「外壁塗装一式」といった曖昧な記載ではなく「高耐候シリコン塗料による外壁塗装(防水機能あり)」のように、補助対象である理由が明確になる表現にすると、審査を通りやすくなります。
●●審査をスムーズに通すためのポイント
補助金の審査は「制度の目的に合致しているか」「費用が妥当であるか」「居住者の生活向上に寄与するか」などが評価ポイントとなります。
外壁塗装の場合、単なる美観回復ではなく、住宅の保全・断熱性向上・地域施工業者の活用など、補助の趣旨に合う要素をアピールすることが大切です。
審査で好印象を与えるためのポイントは以下の通りです。
・「遮熱塗料」「防水機能」「断熱効果」などのキーワードを見積・申請書に明記
・現況写真で劣化状態(ひび割れ・変色など)を明確に示す
・施工業者と連携し、必要書類の不備がないようにチェック体制を構築
また、過去に同様の補助を受けたことがある場合、その履歴も審査の対象になるため、虚偽申請や二重申請には細心の注意を払う必要があります。不明点があれば、市の建築指導課またはリフォーム支援窓口に早めに問い合わせるのが得策です。
2025年こそ、賢く補助金を使った外壁塗装を

北九州市で外壁塗装を検討している方にとって、2025年の補助金制度は大きなチャンスです。ただし、申請のタイミングや条件を誤ると、せっかくの制度を利用できずに終わってしまう恐れもあります。
正確な情報を早めに集め、必要書類やスケジュールを押さえておくことが、補助金活用の成否を分ける鍵です。
さらに、国や県の支援策、税制上の優遇制度も組み合わせることで、外壁塗装の費用をより合理的に抑えることが可能になります。
2025年は、こうした制度を最大限に活かし、賢く・計画的に外壁塗装を進める絶好のタイミングと言えるでしょう。
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「市内業者利用」「工事前申請」「性能向上」が合言葉です。遮熱・断熱塗料や目地シーリング打ち替えを同時に計画すれば、省エネ・劣化防止の両面が評価され採択率がアップします。
さらに国のこどもエコすまい支援、福岡県の省エネリフォーム支援、住宅ローン控除などを組み合わせれば、自己負担を大幅に圧縮できます。
ただし募集枠は例年早期終了し、書類不備や着工タイミングのズレは致命的。北九州の制度に精通したベストホームなら、現地診断・見積・書類作成までワンストップで代行し、審査ポイントを押さえた提案で補助金の取りこぼしを防ぎます。
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この記事を書いた人
代表取締役 戸髙 勇樹
保有資格:外装劣化診断士、一般建築物石綿含有建材調査者、石綿作業主任者、アステックペイント技術認定者
業界歴・経歴:約17年以上。大手リフォーム会社に就職後、一度は塗装業界を離れるも、「人に感謝される仕事がしたい」と、ベストホームに入社。1500棟以上の塗装工事を実施。
出身地:北九州市小倉北区
コメント:創業以来24年、福岡県北九州市を中心に外壁塗装・屋根塗装・防水工事・リフォーム工事を行っております。
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