2025/09/05

北九州市では、ここ数年で「悪質リフォーム」に関する相談が急増しています。国土交通省や消費者庁の統計を見ても、訪問販売や虚偽説明による契約トラブルは全国的に拡大傾向にあります。
被害に遭いやすいのは、判断に迷いやすい高齢者世帯や一人暮らしの方。「屋根が崩れそうだと言われて不要な工事を契約した」「補助金が使えると言われたが、実際は対象外で全額自己負担になった」といった相談が消費生活センターにも多く寄せられているのです。
今回のお役立ちコラムでは、北九州市における悪質リフォーム増加の背景、実際に確認されている典型的な手口、そして被害を未然に防ぐための具体的なポイントを詳しく解説します。
地域特有の事情を踏まえて正しい知識を得ることで、安心・安全なリフォーム計画につなげてください。
北九州市で悪質リフォームが増えている背景

北九州市は九州有数の工業都市であり、同時に住宅ストックの多い街でもあります。高度経済成長期に建設された住宅や集合住宅は、現在築30年〜50年を超えるものが少なくありません。
外壁や屋根の塗膜は紫外線や雨風で劣化し、内装も老朽化が進んでいるため、修繕やリフォームの需要は自然と高まります。
しかし、需要があるところには必ず悪質業者も集まります。さらに北九州市では高齢化が急速に進み、独居高齢者や高齢夫婦のみの世帯が増加。こうした家庭は建物管理を自ら行うのが難しく、営業トークに頼らざるを得ないケースが多いのです。
補助金制度や助成金に対する関心も高く、曖昧な説明でも「お得になるなら」と受け入れてしまうことが被害の温床となっています。
●●報道事例から見る実態
ニュースでも、悪質リフォーム被害は繰り返し取り上げられています。
たとえば
「高齢者宅に飛び込み営業が訪れ、屋根の劣化を強調して即日契約を迫った」
「補助金が使えると言われて契約したが、実際には対象外で全額自己負担になった」
といった事例が報じられました。
こうした報道は氷山の一角に過ぎません。実際には相談をためらい泣き寝入りしているケースが数多く存在します。
消費生活センターのデータでも、「工事後に追加費用を請求された」「契約書と実際の工事内容が異なる」といったトラブルが目立っています。悪質業者は地域特有の高齢化や補助金制度への関心を逆手に取り、ターゲットを巧妙に絞っているのです。
●●高齢者や単身世帯が狙われやすい現状
被害者の多くは、高齢者や単身世帯です。自宅の点検や修繕を一人で判断しなければならず、不安を煽られると即決してしまう傾向があります。悪質業者がよく使うフレーズには共通点があります。
- 「屋根が崩れると危険です。すぐに工事しないと大変なことになります」
- 「今なら補助金が使えて自己負担はゼロです」
- 「今日契約していただければ特別割引します」
専門知識のない一般の方にとって、これらの言葉を見抜くのは困難です。「大丈夫だろう」と思い込んで契約してしまい、結果として数十万〜数百万円の被害につながることも珍しくありません。
よくある悪質リフォームの手口

悪質業者の手口は年々巧妙化しており、一般の方が一見して見抜くのは難しくなっています。北九州市でも実際に多く確認されている代表的なパターンを以下に整理します。
●●訪問販売で強引に契約を迫る
最も多いのが「訪問販売型」の勧誘です。突然家を訪問し、
- 「屋根材が浮いています」
- 「外壁に大きなひび割れがあります」
といった指摘をして住民の不安を煽ります。その場で「放置すると雨漏りが発生し、家が住めなくなる」などの危機感を強調し、即時契約を迫るのです。
工事が始まると「想定外の劣化が見つかった」として追加費用を請求するケースが多発し、結果的に当初の見積もりより大幅に高額になる被害が目立ちます。
本来、訪問販売にはクーリングオフ制度が適用されますが、高齢者世帯では制度を知らなかったり、書面を紛失して行使できず泣き寝入りする事例も少なくありません。
●●補助金制度を悪用した詐欺まがいの手法
「国や市の補助金を使えば実質負担はゼロ」と説明し、契約を結ばせる手口も急増しています。
実際には対象外の工事であったり、補助金申請自体を代行せずに高額な手数料だけを受け取って姿を消す業者も確認されています。補助金や助成金には必ず申請条件・期限・対象工事の範囲が定められており、公式情報を確認せずに業者の説明だけを鵜呑みにするのは非常に危険です。
北九州市でも「補助金対象」と言われ契約したものの、後日調べると全く対象外だった事例が複数報告されており、特に高齢世帯を中心に深刻な被害を招いています。
被害を防ぐために確認すべきポイント

悪質業者に騙されないためには、契約前に冷静かつ客観的に情報を精査する姿勢が不可欠です。特にリフォームは高額な契約になりやすく、一度締結すると後戻りが難しいため、事前準備が最大の防止策になります。ここでは、実際に役立つ具体的な確認項目をさらに掘り下げて解説します。
●●契約書や見積書の精査
悪質業者の多くは、契約書や見積書の記載を曖昧にして不正を隠します。典型的な特徴としては以下のような点が挙げられます。
- 工事内容が「一式」とだけ表記され、細部が不明確
- 使用する塗料や部材が具体的に書かれていない
- 保証やアフターメンテナンスに関する条項が抜けている
このような場合、契約後に「想定外の追加工事」や「保証対象外」とされるリスクが非常に高くなります。必ず複数社から相見積もりを取得し、工事範囲・部材名・単価を比較することが重要です。書面の透明性が高い業者ほど信頼性が高く、将来的なトラブルも避けやすくなります。
●●点検商法による不安の植え付け
近年増えているのが「点検商法」です。無料や低価格で「屋根や床下を点検します」と営業に訪れ、実際には軽微な劣化や問題を大げさに指摘します。
- 「このままでは屋根が崩れる可能性があります」
- 「床下がシロアリだらけで危険です」
- 「瓦が割れていて、放っておくと雨漏りする可能性があります」
などと不安を煽り、すぐに高額工事を勧めるのが典型的な流れです。
点検商法の厄介な点は、住民が立ち会っても専門知識がないため、本当に劣化しているのか判断できないこと。しかも「写真」を提示されると信じてしまうケースが多いのです。実際には過去の別現場の写真を流用していることもあり、証拠としての信頼性も不透明です。
消費者庁や国民生活センターの統計でも、「床下点検をきっかけに不要な高額工事を契約させられた」という相談が全国的に増えており、福岡県内でも事例が確認されています。
●●地域で信頼される業者を選ぶ方法
北九州市には、地域に根差して長年営業している優良業者が多数存在します。地域密着の業者は口コミや紹介を通じて信頼を築いており、評判が悪ければすぐに地域社会で噂が広がるため、不誠実な対応はできません。
業者を選定する際には、次の点を確認してください。
- 建設業許可の有無:国交省のデータベースで検索可能。無許可業者は避けるべきです。
- 事務所やショールームが実在するか:実際に訪問できる拠点があることは安心材料になります。
- 施工実績の公開:写真や事例紹介を積極的に発信している業者は信頼度が高い傾向。
- 契約内容や保証の明示:保証期間や範囲をはっきり書面で提示しているか必ず確認しましょう。
特に「北九州市での施工実績」が豊富な業者は、地域特有の気候条件(海風・豪雨・台風)や建物の構造事情を理解しているため、安心して任せることができます。
FAQ│悪質リフォームに関するよくある質問

悪質リフォームの手口は年々巧妙化しており、北九州市でも被害が後を絶ちません。突然の訪問販売や「補助金で実質ゼロ」といった甘い誘いに戸惑い、「本当に契約して大丈夫なのか?」と不安を抱える方も多いのではないでしょうか。
ここでは、皆さまから寄せられる質問の中でも特に多いものを整理し、悪質リフォームを見抜くためのヒントや具体的な対応策をわかりやすく解説します。被害を未然に防ぐために、ぜひチェックしてみてください。
●●Q1.北九州市で悪質リフォーム被害が増えているのは本当ですか?
はい、本当です。北九州市消費生活センターへの相談件数は近年増加傾向にあり、特に訪問販売や補助金を悪用した契約トラブルが目立ちます。地元ニュースでも高齢者宅での被害事例が報じられており、地域的な警戒が必要です。
●●Q2.訪問販売で契約してしまった場合、取り消すことはできますか?
クーリングオフ制度を利用すれば契約から8日以内なら無条件で解約できます。ただし、書面を紛失した場合や制度を知らないまま日数が経過すると取り消せなくなることがあります。契約した際には必ず書面を保管し、少しでも不安を感じたら消費生活センターへ早急に相談しましょう。
●●Q3.「補助金が使える」と言われた工事は信用して良いの?
注意が必要です。補助金には対象となる工事や申請条件が厳格に決められており、業者の口頭説明だけで判断するのは危険です。必ず北九州市や国の公式サイトで情報を確認し、不明点は市役所や公的窓口に問い合わせることをおすすめします。
●●Q4.点検商法って具体的にどんな被害がありますか?
「無料点検」を名目に床下や屋根を見せてもらい、軽微な不具合を大げさに指摘されるケースです。実際には必要のない高額工事を契約させられることが多く、全国的に相談が急増しています。北九州市でも「シロアリが大量発生している」などと脅され契約してしまった事例が報告されています。
●●Q5.被害に遭った場合はどこに相談すればいいですか?
まずは北九州市消費生活センターに相談するのが最優先です。国民生活センターや消費者ホットライン(局番なし188)でも対応してもらえます。契約書・見積書・領収書など証拠となる資料を保管し、できるだけ早く相談することが解決への第一歩です。
悪質リフォームを避けるなら北九州市の「ベストホーム」へ相談を
北九州市で増えている悪質リフォームの被害は、訪問販売の強引な契約や補助金制度を悪用した詐欺的手口など、一般の方が判断しにくいものばかりです。特に高齢者や単身世帯を狙った被害が目立ち、
「契約後に追加費用を請求された」
「補助金が使えると説明されたのに対象外だった」
といった声が後を絶ちません。こうした被害を防ぐために大切なのは、信頼できる地域密着型の業者に相談することです。
ベストホームは、北九州市で長年にわたり外壁塗装・屋根リフォーム・内装工事などを手掛け、地域のお客様から厚い信頼をいただいてきました。明確な見積もりと詳細な契約書、そして施工後のアフターフォローまで、安心してお任せいただける体制を整えています。
もしご自宅のリフォームをご検討中であれば、「不安を感じる前に」ベストホームへぜひご相談ください。問い合わせフォームからのお問い合わせ、メールでのご連絡、電話でのご相談、そしてショールームへのご来店も大歓迎です。地域に根差したベストホームだからこそ、安心して将来の住まいづくりをお任せいただけます。
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この記事を書いた人
代表取締役 戸髙 勇樹
保有資格:外装劣化診断士、一般建築物石綿含有建材調査者、石綿作業主任者、アステックペイント技術認定者
業界歴・経歴:約17年以上。大手リフォーム会社に就職後、一度は塗装業界を離れるも、「人に感謝される仕事がしたい」と、ベストホームに入社。1500棟以上の塗装工事を実施。
出身地:北九州市小倉北区
コメント:創業以来24年、福岡県北九州市を中心に外壁塗装・屋根塗装・防水工事・リフォーム工事を行っております。
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