2026/09/26

外壁塗装を検討していると「工事保証とは別に、瑕疵保険も必要なのか」「施工後に不具合が出たら、どこまで守ってもらえるのか」と疑問を持つ方もいるでしょう。リフォーム瑕疵保険と施工会社独自の保証は、似ているようで仕組みが異なります。
リフォーム瑕疵保険は、発注者ではなく、リフォーム事業者が加入する保険です。保険法人による現場検査があり、保険期間中に対象となる工事の瑕疵が見つかれば、補修費用などが保険金の対象になります。一方、施工会社の工事保証は、会社が定めた条件に基づいて施工後の不具合へ対応するものです。
ベストホームでは、自社保証やメーカー関連の保証を案内しています。また、施工中には独自の中間検査と完了検査も実施しています。
ただし、リフォーム瑕疵保険は別の仕組みです。そこで今回のお役立ちコラムでは、外壁塗装におけるリフォーム瑕疵保険の対象範囲や工事保証との違い、契約前に確認しておきたい申込・検査・事故発生時の流れについてお話しします。
リフォーム瑕疵保険と施工会社の保証は仕組みが違う

「保証が付いているなら瑕疵保険はいらない」と単純な判断はできません。誰が制度を運営しているのか?どのような条件で補修費用が支払われるのか?の異なる整理が必要です。
●●リフォーム瑕疵保険は事業所が工事ごとに申し込む
リフォーム瑕疵保険は、リフォーム工事を行う事業者が加入します。
住宅瑕疵担保責任保険協会によると、利用する事業者は保険法人へ登録し、対象となる工事ごとに保険を申し込みます。その後、保険法人による現場検査を受ける流れです。検査には、建築士などの資格を持つ検査員が関わります。
主な違いは以下のとおりです。
項目 | リフォーム瑕疵保険 | 施工会社の工事保証 |
制度の主体 | 住宅瑕疵担保責任保険法人 | 施工会社など |
加入・発行条件 | 保険商品ごとに規定 | 会社ごとの保証条件 |
第三者検査 | あり | 必ずあるとは限らない |
不具合時 | 保険条件に沿って対応 | 保証書の条件に沿って対応 |
施工会社が倒産した場合 | 条件を満たせば発注者が直接請求可能 | 保証制度によって異なる |
▼保証制度だけでなく、診断や施工実績を含めて業者を判断するポイントもご確認ください。▼
北九州市で外壁塗装の業者選びに迷ったら?地元で評判の会社を見極める3つの基準
●●ベストホームの保証と施工検査も別に確認する
ベストホームでは自社工事保証に加え、塗料メーカーの製品保証などを組み合わせた保証制度も案内しています。自社保証では、保証期間中、万が一塗装工事の瑕疵があった場合、対応は施工店です。
また、下塗り終了後に中間検査を行い、塗装終了後には完了検査を実施しています。職人と現場管理による二重チェックで、下地処理や塗り残しなどを確認する仕組みです。
ただし「中間・完了検査はリフォーム瑕疵保険の検査ではない」点に注意してください。
リフォーム瑕疵保険を利用する場合、住宅瑕疵担保責任保険法人が定める検査を別に受けなければなりません。
▼工事保証や検査方法は、契約前に書面で確認しておくことが大切です。▼
外壁塗装の契約で「聞いてなかった!」を防ぐチェックリスト
参照:ベストホーム株式会社 小倉で唯一の〈トリプル保証〉
参照:一般社団法人住宅瑕疵担保責任保険協会 リフォームのかし保険
外壁塗装では何がリフォーム瑕疵保険の対象になる?

リフォーム瑕疵保険へ加入しても、住まいで起きたすべての不具合を無条件で補償するわけではありません。大切なのは「どこを工事したのか」と「どのような瑕疵が発生したのか」です。外壁塗装で利用を考える場合、対象部分について契約前の確認が必要です。
●●外壁塗装を行った部分も対象になり得る
住宅瑕疵担保責任保険協会では、屋根や壁など、既存住宅の一部改修工事をリフォーム瑕疵保険の対象として案内しています。塗装仕上げ工事では、著しい白亜化や剥がれ、亀裂などが保険金の支払い対象となる例として示されています。
一般的にはリフォーム工事を行った部分が対象です。
たとえば外壁塗装なら、以下の内容について対象となる可能性があります。
- 塗装した外壁部分
- 工事に瑕疵があり、補修が必要となった部分
- 瑕疵の影響で住宅の別部分に生じた一定の損害
- 状況確認のために必要となる調査費用
ただし、支払い範囲や限度額は保険商品ごとに異なります。
▼外壁塗装の剥がれが起こる原因と、施工不良・経年劣化を見分ける考え方はこちらで解説しています。▼
外壁塗装の剥がれが発生する原因は複数ある!補修方法や業者選びのコツなどをお話しします!
●●「5年保証」と思い込まず工事部分ごとの期間を見る
保険期間も一律ではありません。
住宅瑕疵担保責任保険協会では、構造耐力上主要な部分や雨水の浸入を防止する部分については5年間、それ以外のリフォーム工事部分について1年間を基本的な期間として案内しています。
ただし、商品によって内容は異なります。「外壁塗装だから5年間」と決めつけず、契約前に以下を確認しましょう。
確認項目 | 聞いておきたいこと |
保険対象 | 今回の外壁塗装のどこまで対象か |
保険期間 | 塗装部分は何年間か |
支払い条件 | どのような不具合が対象か |
対象外 | 経年変化や工事外の部分はどう扱うか |
限度額 | 補修費用はいくらまで対象か |
解体や撤去、清掃だけの作業や、門・塀などの外構工事は、一般的なリフォーム瑕疵保険の対象外と案内されています。また、設備機器そのものの瑕疵なども別扱いです。
参照:一般社団法人住宅瑕疵担保責任保険協会 安心してリフォームするなら「リフォームかし保険」
参照:国土交通省 リフォーム瑕疵保険
契約前に申込み・検査・事故発生時の流れを確認する

リフォーム瑕疵保険は工事が終わってから「やっぱり入りたい」と申し込める制度ではありません。事業者登録や工事ごとの申込、現場検査といった手続きがあります。利用したい場合、見積もりや契約の段階で施工会社へ伝えておくことが重要です。
●●申込から保険証券までの流れを確認する
住宅瑕疵担保責任保険協会が示す基本的な流れは次のとおりです。
- 施工事業者が保険法人へ登録
- 工事ごとに保険を申し込む
- 工事を開始する
- 保険法人の現場検査を受ける
- 工事完了後に保険証券の発行を申請する
- 保険証券を受け取る
現場検査には、日程調整が必要です。所定の検査に適合しても保険証券は自動発行されず、工事完了後に事業者側の申請が必要です。
ベストホームでリフォーム瑕疵保険の利用を希望する場合、現在利用できる保険法人・対象工事・申込期限・検査日程を契約前に確認してください。
●●不具合を見つけたら勝手に補修する前に相談する
保険期間中に不具合が見つかった場合、まず施工した事業者へ連絡するのが基本です。
事業者は現地確認を行い、保険法人へ事故発生を報告します。保険対象と判断された場合、必要な書類をそろえて保険金請求へ進む流れです。保険法人による現場確認が求められる場合もあります。自己判断で先に補修すると、保険金が支払われないケースもあるため注意が必要です。
一方、施工会社が倒産や廃業などで補修できない場合、保険付保証明書に記載された住宅瑕疵担保責任保険法人へ相談します。条件を満たせば、発注者から保険法人へ直接保険金を請求できる仕組みです。
契約前には、施工業者へ以下の内容を聞いておくと、工事後の迷いが減ります。
- 利用する保険法人
- 保険付保証明書をいつ受け取るか
- 不具合が出た場合の最初の連絡先
- 施工会社が対応できない場合の窓口
- 自己負担額や支払い限度額
ベストホームの工事保証とリフォーム瑕疵保険は、それぞれ役割が異なります。外壁塗装のどの部分が対象になるか?検査をいつ実施するか?実際に加入できるか?この点は契約前に、ベストホームと利用予定の住宅瑕疵担保責任保険法人の双方への確認が必要です。
▼保険の利用を希望する場合は、最初の見積もり依頼時に伝えておきましょう。見積もり前の注意点はこちらをご覧ください。▼
初めての外壁塗装見積もり依頼で気をつけたい落とし穴
参照:一般社団法人住宅瑕疵担保責任保険協会 リフォームのかし保険
参照:一般社団法人住宅瑕疵担保責任保険協会 かし保険全般に関するご質問
参照:国土交通省 リフォームかし保険について
リフォーム瑕疵保険に関するよくある質問

リフォーム瑕疵保険は、施工会社の保証より仕組みが複雑で、外壁塗装を依頼すれば自動的に付くと誤解されやすい制度です。利用を検討するときに確認したい基本事項をまとめました。
●●Q.外壁塗装をすれば必ずリフォーム瑕疵保険へ加入しますか?
A.外壁塗装を行えば、自動的にリフォーム瑕疵保険が付くわけではありません。
施工事業者が保険法人へ登録していることに加え、対象となる工事ごとの申込や現場検査が必要です。また、工事内容や住宅の状態によっては、希望する保険商品を利用できない場合もあります。
加入を希望する方は、見積もり段階で施工会社へ伝え、利用できる保険法人、対象部分、保険料、検査時期を確認してください。
●●Q.施工会社の保証があれば瑕疵保険は不要ですか?
A.施工会社の保証とリフォーム瑕疵保険では、制度の運営主体や補償条件が異なるため、単純にどちらか一方があればよいとはいえません。
施工会社の保証は、保証書に記載された条件に基づいて施工会社が対応します。瑕疵保険は、保険法人の条件に適合した工事が対象です。施工会社が倒産などで対応できない場合に、条件を満たせば発注者が保険法人へ直接請求できる点も違います。
それぞれの対象部位、期間、免責事項を並べて確認しましょう。
●●Q.保険へ加入していれば、どのような不具合も無償で直せますか?
A.保険へ加入していても、すべての不具合が補償されるわけではありません。
経年劣化、自然災害、工事をしていない部分の不具合などは、対象外となる可能性があります。自己負担額や保険金の限度額が設定されている商品もあります。
重要なのは「瑕疵保険に入っているか」だけでなく、今回の外壁塗装のどの部分が、どのような条件で対象になるかを保険付保証明書で確認することです。
外壁塗装の保証と瑕疵保険はベストホームへご相談ください
外壁塗装後の安心を考える際は、保証年数の長さだけで判断せず、施工会社の保証、メーカー関連の保証、リフォーム瑕疵保険を分けて確認することが大切です。利用できる制度や補償範囲は、工事内容や保険商品によって異なります。
ベストホーム株式会社へ外壁塗装をご相談いただく際は、適用予定の工事保証や検査内容についてご説明します。リフォーム瑕疵保険を希望する場合は、申込前に対応可否、利用する保険法人、費用、対象工事の確認が必要です。お問い合わせフォーム・電話・ショールームで、見積もりを依頼する際にお申し付けください。
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この記事を書いた人
代表取締役 戸髙 勇樹
保有資格:外装劣化診断士、一般建築物石綿含有建材調査者、石綿作業主任者、アステックペイント技術認定者
業界歴・経歴:約17年以上。大手リフォーム会社に就職後、一度は塗装業界を離れるも、「人に感謝される仕事がしたい」と、ベストホームに入社。1500棟以上の塗装工事を実施。
出身地:北九州市小倉北区
コメント:創業以来24年、福岡県北九州市を中心に外壁塗装・屋根塗装・防水工事・リフォーム工事を行っております。
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