2025/04/01

外壁塗装の剥がれは、建物の美観を損ねるだけでなく、劣化の進行を早める原因にもなりかねません。とくに日本の気候は四季の変化が激しく紫外線や雨風、気温差などの影響を受けやすいため、外壁塗装の剥がれを招きやすくなります。
外壁塗装が剥がれると、次のようなことが起こるかもしれません。
- 防水性が低下して雨漏りが発生する
- 建物の内部へ水が浸入する
- カビやコケが発生する
- 外壁材が劣化する
これらの問題を放置する期間が長くなるにつれて、劣化が進んでしまい修繕費用も膨らむため、早めの対策が必要です。
とはいっても、どのような対策をとれば良いかわからない方もいるはず。誤った対策をとると、余計状況が悪化してしまうため危険です。
今回のお役立ちブログでは、外壁塗装の剥がれが発生する原因を見ながら、適切な補修方法や信頼できる業者の選び方などをお話しします。どのような対応をとれば良いか、参考にしてみてください。
外壁塗装の剥がれができる原因はさまざま!なぜ起こってしまう?

外壁塗装の剥がれが発生する主な原因は次の通りです。
- 時間の経過による塗膜の劣化
- 下地処理の不備
- 不適切な塗料の使用
- 施工時の気象条件の影響
- 外壁材の構造的な問題
なぜ剥がれてしまうのか、原因ごとに詳しく見てみましょう。
●●時間の経過による塗膜の劣化
時間が経過すると、塗膜が劣化するため剥がれが起きてしまいます。劣化の初期症状では、壁を触ると白い粉が付着する「チョーキング」と呼ばれる現象が現れやすいでしょう。その後、色あせや小さなひび割れが発生し、次第に塗膜の密着力が低下し、外壁塗装の剥がれを招きます。
たとえば、シリコン系塗料では耐用年数が10〜15年、フッ素系塗料では耐用年数が15〜20年といわれています。しかし、状況によっては短い期間で剥がれる場合もあるため、定期的に外壁の状況を確認することが大事です。
●●下地処理の不備
外壁塗装の品質を左右する最も重要な要素の一つが下地処理です。下地処理を適切に行わないと、塗膜が外壁にしっかり密着しなくなるため、剥がれが起こりやすくなります。下地処理の前には高圧洗浄を行って、外壁に付着した汚れやカビ、ホコリなどをしっかりと除去することが大切です。
また、外壁にひび割れ(クラック)がある場合は、適切な補修を行わなければなりません。クラックをそのままにして下地処理をすると、塗膜が割れやすくなり、早期の剥がれにつながるからです。
さらに、古い塗膜が劣化して浮いている場合は、すべて除去してから新しい塗料を塗らなくてはいけません。シーラーやプライマーを適切に塗布することで、新しい塗料の密着力が高まり剥がれ予防につながります。
●●不適切な塗料の使用
外壁の材質に合わない塗料を使用すると、塗膜の密着が弱くなり、剥がれの原因になります。たとえば、モルタル外壁に金属用塗料を使用した場合、密着力が弱いため短期間で剥離するかもしれません。
また、安価な塗料を使用したり、メーカー推奨の塗装回数を守らなかったりした場合も、剥がれが発生しやすくなるため危険です。
●●施工時の気象条件の影響
悪条件で塗装した場合、仕上がりが悪くなるため、剥がれが発生しやすくなるでしょう。たとえば、気温が5℃以下の寒冷な環境で施工した場合、塗料が硬化しにくくなります。また、湿度が85%以上の状態で施工すると塗膜がうまく乾燥しません。
さらに、強風が吹いている日や雨が降っている日の塗装も、塗料がうまく密着しないため、塗装後に剝がれる確率が高くなるでしょう。
●●外壁材の構造的な問題
外壁自体に問題がある場合も、塗装の剥がれにつながります。モルタルやコンクリートのひび割れ(クラック)があると、その部分から剥がれが起こっていき、徐々に範囲が広がってしまいます。
また、外壁材の浮きや膨張も剥がれの原因です。とくに木造住宅の場合、湿気を含んだ木材が膨張・収縮を繰り返し、塗膜が追随できなくなるため、剥がれを招きやすくなります。中でも日当たりの良い南側の外壁や、雨風の影響を受けやすい北側の壁は、劣化スピードが速くなるでしょう。
外壁塗装の剥がれを放置するとさまざまなリスクに見舞われる!どのようなデメリットがある?

外壁塗装の剥がれを放置すると、さまざまなリスクがあります。主なリスクは次の通りです。
- 美観の悪化
- 防水性の低下と雨漏りの発生
- 修繕費用の増加
それぞれ詳しく見てみましょう。
●●美観の悪化
外壁塗装が剥がれると、建物全体の見た目が古びた印象になり、美観を大きく損ないます。住宅の場合、家の手入れが行き届いていない印象を与え、ご近所や訪問者にネガティブな印象を与えてしまうかもしれません。
また、賃貸物件としての貸し出しを考えている場合、外壁の劣化が目立つと入居希望者が減り、空室率が上がるリスクも考えられます。結果、家賃収入を検討している場合も、外壁塗装の剥がれを放置しないことが大事です。
●●防水性の低下と雨漏りの発生
塗装が剥がれると、外壁の防水性能が低下し、建物内部へ雨水が浸入しやすくなります。外壁塗装は単なる装飾ではなく、外壁材を守る防水層としての役割を果たしてくれるのです。たとえば、モルタルやコンクリートの外壁で塗装が剥がれた場合、直接雨水を吸収してしまい建材の劣化が進行します。
さらに雨水が建物内部に浸入すると、柱や梁などの構造部分がダメージを受け、シロアリ被害のリスクも高まるでしょう。建物への被害を防ぐためにも、塗装の剥がれを発見したら早めに対処することが大事です。
●●修繕費用の増加
外壁塗装の剥がれを放置すると、最終的に大掛かりな補修工事が必要になります。たとえば、剥がれた部分から水が浸入して外壁材が劣化した場合、塗り替えだけでは対応できず、外壁材の交換が必要になるかもしれません。塗装だけの補修で済む場合は数十万円程度の費用で抑えられますが、外壁材の張り替えや大規模な修繕工事が必要になった場合、100万円以上の費用がかかるケースもあります。
また、建物の内部にダメージが及んでしまうと、室内のクロスや床材の張り替えなど、さらにコストが膨れてしまうかもしれません。早めに対処することで、余計な出費を抑えられるため、剥がれが見つかった時点で迅速に対応した方が良いのです。
外壁塗装の剥がれを補修する方法は症状によって変わる!DIY補修と業者による補修は何が違う?

外壁塗装の剥がれを補修する方法は、DIY補修か業者による補修かで変わります。剥がれの状況によって使い分けることで、クオリティの高い仕上がりを実現することが可能です。
ここでは、
- 軽微な剥がれのDIY補修
- 業者による本格的な補修
の2パターンにわけて、違いを見てみましょう。
●●軽微な剥がれのDIY補修
小規模な塗装の剥がれであれば、DIYで補修できます。たとえば、塗膜の一部が剥がれている場合や、小さなひび割れがある場合は、DIY補修することで一定の効果が期待できるでしょう。
DIY補修の場合、初めに剥がれた部分をサンドペーパーで研磨し、表面を滑らかにします。その後、下地処理剤(プライマー)を塗布し、補修用塗料を重ね塗りすることで、剥がれた部分を目立たなくすることが可能です。既存の色に近い塗料を選び、刷毛やローラーを使って丁寧に塗ることで、補修跡が目立ちにくくなるでしょう。
ただし、DIY補修には限界があります。広範囲にわたる剥がれや、深刻な劣化が進んでいる場合は、専門業者に依頼するのが賢明です。誤った補修を行うと剥がれが悪化する可能性もあるため、DIY補修で対応できないと思った場合は、専門業者へ依頼した方が良いでしょう。
●●業者による本格的な補修
大規模な剥がれや、時間の経過によって塗膜の劣化が進行している場合は、専門業者による本格的な補修が必要です。業者に依頼した場合、最初に現地調査を行い、外壁の状態を細かく見ていきます。
その後、高圧洗浄によって外壁の汚れを落とし、ひび割れ補修や下塗り処理を丁寧に行ってくれますので、塗装の密着性を高める効果が期待できるでしょう。塗装においても、適切な厚みを確保しながら塗ってもらうことで、剥がれにくい塗膜を形成することが可能です。
なお、施工業者を選ぶ際は、実績豊富な業者を選び、事前に見積もりを複数社から取得して比較することが大事です。適正価格で質の高い施工を提供してくれる業者に依頼することで、長期にわたり外壁が美しく保たれるでしょう。
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この記事を書いた人
代表取締役 戸髙 勇樹
保有資格:外装劣化診断士、一般建築物石綿含有建材調査者、石綿作業主任者、アステックペイント技術認定者
業界歴・経歴:約17年以上。大手リフォーム会社に就職後、一度は塗装業界を離れるも、「人に感謝される仕事がしたい」と、ベストホームに入社。1500棟以上の塗装工事を実施。
出身地:北九州市小倉北区
コメント:創業以来24年、福岡県北九州市を中心に外壁塗装・屋根塗装・防水工事・リフォーム工事を行っております。
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